校長室だより

天災は忘れた頃にやってくる

昨日、小中合同の引き渡し訓練が行われました。

甲府市では、6月1日を実施基準日にして、市内全36小中学校で、同一中学校区の小・中学校が連携して実施しています。

昨日の訓練でも、お忙しい中を保護者の方にご来校いただきました。

震度6強の地震が発生したとの想定の下、揺れが収まったのを確認し、校庭へ避難(二次避難)し、その後、保護者の方に引き渡すという流れの訓練でした。

2011年3月11日東日本大震災が発生した際に、本市でも震度5弱の揺れに見舞われ、各校では、集団下校や保護者引き渡しを行いました。引き渡し完了が最も遅かった学校では、夜9:30ころまでかかりました。これまで経験したことのない揺れであったため、学校も難しい対応を迫られた出来事でした。

これ以降、甲府市では、震度5弱以上の地震が発生した際は、全児童生徒を学校に留め置き、保護者や家族の方に迎えに来てもらい引き渡すこととしました。そのための訓練が昨日、行われたということです。

現在の中1~3は、東日本大震災の際には、1~3歳で、東日本大震災が記憶にない世代になっています。

あらためて、「天災は忘れた頃にやってくる」を念頭に、「その時に備えるため」の準備をしていきたいと思います。

※昨日の訓練の際に、話した内容を生徒におたより『青雲の鐘なるところ』で配布しました。興味のある方は、こちらをクリックしてください。